ITインフラを活用して利益を生み出す方法

経営資源を最適に配置し、利益を最大化する。従来のセキュリティツールの概念を超える機能をもつ「LanScope」を導入し、収益の向上に効果を発揮している企業を紹介しよう。住宅資材事業を中心に成長を続け、昨年創業60周年を迎えた、すてきナイスグループ株式会社である。2011年に「LanScope」を導入した同社は、半年間でどのような成果が得られたのだろうか。取締役の平田氏に話を聞いた。

―まずは御社の事業概要について教えてください。

平田:当社は住宅資材事業、不動産事業などを手がける東証一部上場の商社です。木材流通では国内トップのシェアがあり、北米からの木材製材品の輸入商社としてもトップクラスの実績を有しています。マンション分譲では、神奈川県の供給戸数で昨年度第1位となりました。現在の従業員数はグループ全体で約1900名。業務のシステム化にも力を入れており、約1750台のパソコンを活用しています。

―半年前に「LanScope」を導入した当時、直面していた課題はありましたか?

平田:時代に即した経営課題として、セキュリティ対策をいっそう強化すべきという認識をもっていました。当時からパソコンの資産管理ソフトは導入済みでしたが、操作記録の管理と解析が不十分でした。ちょうど私がグループ全体のIT業務について担当することになり、経営課題の上位にセキュリティ強化を位置づけたのです。そんな時、情報セキュリティの展示会で「LanScope」と出会いました。

―どこに魅力を感じたのですか?

平田:単なるセキュリティソフトではなく、経営戦略に役立てられるツールだったことです。部門・個人単位でパソコン業務のモニタリングできるので、システム導入によって社員の業務実態が可視化でき、業務効率化が図れると感じました。私は以前、外資系のコンサルティング会社で働き、※BPRを企業に指導していたことがありました。そういった業務改善・生産性向上のツールとして、活用できると考えたのです。

―システムの導入後、どのような効果がありましたか?

平田:セキュリティ対策については、不必要なUSBメモリの利用がなくなりました。また営業時間外に稼動しているパソコン及びアプリケーションが把握できることにより、残業削減・業務改善に結びついています。すでに削減効果が定量化できているものとしては、プリンタによるコスト減があります。ある部署での過剰なカラープリントがレポートで明らかになり、文書の種類ごとに白黒/カラープリントのルールを明文化しました。その結果、コストダウンに結びついたのです。現在、さらなる取り組みとして、資材事業部門において「生産性向上タスクフォース」というプロジェクトチームを作り、「LanScope」を活用した業務効率化やシステム改修提案を進めています。

―ITに疎い経営者でも「LanScope」を使いこなせると思いますか?

平田:簡単に使えると思います。「LanScope」のポータル画面は非常に見やすく、レポート機能も経営視点に立っていて非常に分かりやすいです。たとえば、自社のセキュリティリスクを数値で把握でき、問題点をレポーティングしてくれるので、どこの部署の誰に問題があるか一目でわかり、対策が行えるのです。情報システムの担当者ではなく、経営陣が使う前提で作られていると感じます。また導入後は、エムオーテックスの※運用支援サービスを受けています。続的に手厚いサポートを実施してくれるので、安心して使用できています。

―セキュリティツールの導入について、社内の反応はいかがでしたか?

平田:上場企業の多くがセキュリティツールを導入していますので、社員の違和感はなかったようです。「LanScope」の優れた機能性については社員も理解しており、「監視されている」というネガティブな意識ではなく、「どう活用して業務効率を高めていくか」というポジティブな思考が生まれていますね。もはやホワイトカラーも生産性の向上を追求しなければ、企業間競争を勝ち残れません。セキュリティツールという枠を超えて、企業を強くするという意識に切り替えていけるのが「LanScope」の優れた点だと思います。

―7年連続で業界シェアナンバーワンに位置してきたのも納得でしょうか。

平田:ええ。たとえば、何千社もの導入企業を組織化して、活用事例を共有する場を設けていることにも感心します。そこで得られた情報が後に豊富な事例集となってユーザー企業に提供されるのですが、各々の会社での活用法が具体的な事例としてまとめられていて、実際の運用面で非常に役立ちます。今後もセキュリティ強化だけでなく、全社規模のコスト削減と生産性向上に活用していきたいですね。

※BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング):業務全体を対象として効率や生産性を改善するために、業務全体を全面的に見直して再構築すること。
※運用支援サービス: LanScope製品の設定から運用で成果を出すためのベストプラクティスをアドバイスする有償サービスのこと。
  
プロフィール高橋 慎介(たかはし しんすけ)
1960年、東京都生まれ。早稲田大学法学部を卒業後、1983年に日本IBM株式会社に入社。PC事業部でのコンシューマー事業部長、ibm.com センター事業部長、ゼネラル・ビジネス事業部長などを歴任。2005年には米IBM本社に移り、副社長補佐を務めた。2009年にマイクロソフト(現・日本マイクロソフト株式会社)に移籍し、執行役パートナービジネス営業統括本部長となる。2011年4月、エムオーテックス株式会社の代表取締役社長に就任。
 

会社概要

■設立/1990年
■資本金/2,000万円
■売上高/31億2,000万円 ※2010年5月現在
■従業員数/172名
■事業内容/ネットワーク管理システム「LanScopeシリーズ」の企画・設計・開発・販売

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