クライアント独自のお中元・お歳暮を作り、 企業の差別化戦略をサポート

機密文書処理のサービスでシェアNo.1を誇る日本パープル。同社は2004年から「自社オリジナルのお中元」を作り、プロモーションツールとして活用している。今回は広報担当の野澤氏に話を聞いた。

―なぜ御社は「自社オリジナルのお中元」を作ったのですか?

野澤:理由は2つあります。1つ目の理由がプロモーション効果。表現は悪いですが、お中元には“ショットガン(散弾銃)”のような特性があります。お中元をお取引先にお贈りした場合、中のお菓子が複数の社員さんに配られるからです。つまり、プロモーション効果の広がりが期待できるわけです。ただし、既製品を贈っても当社のプロモーションにはなりません。お菓子を配られた社員さんには、どの会社のお中元なのか認識できないからです。

 一方、「自社オリジナルのお中元」ならば、現場の社員さんにも当社の名前やサービス名を覚えてもらえます。 2つ目の理由はグレードです。当社のオリジナルお中元は1箱で約1000円。決して高いものではありません。それにも関らず、贈り先には一般的な既製品以上のグレードだと受けとめられています。その理由は菓子メーカーや百貨店のブランドではなく、当社自身のブランドを表現しているからです。つまり、オリジナルお中元は既製品と同じ尺度で格付けされないんです。

―このお中元に対して、どのような反応がありましたか?

野澤:もう6年もこのオリジナルお中元をお贈りしていますが、お取引先からは毎年好評を頂いています。楽しみに待って頂いているお取引先が多いですね。 また当社の営業マンも喜んでいます。既製品の頃は、お中元は形式的にお渡しするだけでした。商談の最後に「つまらないものですが…」と。しかし、このお中元を作ってから、商談の最初にお渡しするようになったんです。このお中元がきっかけとなり、ご担当者との会話が弾みますからね。

―不況の影響でお中元そのものを控える企業が増えているようです。お中元をやめようと考えたことはなかったのですか?

野澤:不況だからと言ってお中元を贈るのをやめたり、商品のグレードを落としたりするのは、逆にリスクが高い。お取引先に悪い印象を与えてしまう恐れがあるからです。「会社の経営が厳しいんじゃないか」、「ウチの扱いが低くなったんじゃないか」と。その点、この「自社オリジナルのお中元」なら、そんな心配もいりません。むしろ当社に好感を抱いてもらえます。今では取引先の現場社員の方にまで、当社のサービス名を覚えてもらえるようになりましたね。
  
プロフィール西川世一(にしかわ せいいち)

1978年、愛知県生まれ。デザインの専門学校を卒業後、2001年に紙器製造会社に入社。2002年にお菓子事業を立ち上げ、2005年に分社化。株式会社エスプライドを設立し、代表取締役CEOに就任。

 

会社概要

◆設立/2010年3月8日
◆事業内容/361°働くお菓子事業、361°企業ブランディング事業

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