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富士アイテック株式会社 代表取締役社長 内川文男

関わる全ての人に、 優良な会社でありたい

富士アイテック株式会社 代表取締役社長 内川文男

富士アイテック株式会社は、多くの方が知るメーカーや電力会社の工場や発電所等、誰もが一度は目にしたことある施設に対して、独自技術を用いた工事の施工管理を行っている企業。そういった施設の中を想像してみてほしい。どんな状況だろうか?発電所で言えば高熱を発する機械があったり、工場で言えば激しい音が鳴り響きながら機械が稼働している、そんな情景が思い浮かぶのではないだろうか。同社では、保温・保冷技術や防音技術等を駆使し、工場や発電所の工事に携わっているのだ。今回お話をお伺いしたのは、同社4代目の社長として陣頭指揮を執る、内川社長。これまでの歴史の変遷や今後の展望等、様々なお話を伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質
  • 社風
    若手社員の提案が会社を創る
    「自由闊達、何でも言える」、それが同社の社風だ。同社は10年前から若手人材の採用を積極的に行い、20代、30代前半の社員が多いことが特徴の一つ。歴史ある会社では比較的珍しい年齢構成の同社において、この社風は若手社員の成長を促す上でも大きな役割を果たしている。同社では年齢に関係なく、自らイノベーションを起こす提案が現場では巻き起こっているという。例えば、実際に工事を行う際に掛かる金額を算出する「積算」と呼ばれる仕事がある。金額を算出するためのソフトが存在するが、そのソフトが現場の実態と合っていないことが判明すると、若手社員が「このようにソフトの仕様を変更した方が実態に即している」と自ら提案し、現在ではその仕様変更したソフトが同社のスタンダードになっているという。若手社員の提案が、会社全体を巻き込み、スタンダードになる、それが同社の日常の風景。「自由闊達、何でも言える」、内川社長の言葉通り、成長し続ける上で必要不可欠の社風を形成しているのだ。
  • 独自性
    独自の技術を保有
    独自の工事技術を有している、それが同社の強みだ。日本には施工管理を生業とする会社が複数存在しているが、他社にはない「スプレイ工法」(断熱材の吹付け)という同社のみが保有する工事技術がある。スプレイ工法とは従来の工期をより短縮できる、複雑な形状の設計であっても自在な施工をすることが可能というメリットがあることはもちろん、作業中に舞う粉塵を抑えることができ、良好な作業環境を構築する上でも重宝されている。このスプレイ工法という独自技術を持つが故、多くの仕事の問い合わせが同社には寄せられており、中には誰もが知る大手企業からの依頼が舞い込み、長年の取引が続いているという。また国内のみに留まらず、アジアを中心とした海外からの仕事が多数舞い込んできていることも同社の特長。中小規模の施工管理会社の中では非常に珍しいとのこと。独自の技術が評価されることで、同社は躍進を続けているのだ。
  • 展望
    会社に関わる全ての人にとって、「優良」であること
    優良な会社にしたい、それが内川社長の想い。優良と一口に言っても、その言葉が示す先は、会社に携わる全ての人々である。お客様はもちろん、同社で働く社員、そしてその家族、さらには同社に関連する複数の業者、全てに対しての思いなのだ。内川社長の言う「優良な会社」、それは信頼される会社を意味する。対社員で考えると、しかるべき成果を上げながら適正な金銭を得ることができなければ、信頼をおける会社とは言えないであろう。そのことから社員に対しては、一定水準以上の金銭を稼ぐだけの力を身につけて欲しいと願っており、会社としてもそれに応えていきたいと考えている。さらに内川社長は、同社の仕事を請け負う、つまり同社から見ると下請け業者にとっても優良な企業でありたいと力強く語る。施工管理業が成り立つのは、下請け業者がいるからであり、「義理と人情」を疎かにすれば、信頼関係は崩れてしまう。多方面に対して、優良な会社に向けた挑戦は続いていく。
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保温・保冷技術を施した機械
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現場の風景
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社員教育風景
-富士アイテックのターニングポイントを教えてください
10年ほど前になるのですが、会社の世代交代の時期で、現役員陣が就任したタイミングです。当時を振り返ると、本当に大変でした。会社の資金面で苦労していた時期でもあり、なんとか回復を図ろうと必死に外を回っていましたね。同時に、会社の若返りを図ろうと、若手社員の採用を積極的に行うようになったのもこの頃です。当時から開始した様々な取り組みが功を奏し、現在は資金面でも安定していますし、若手社員を採用したことで、10年前に採用した社員が現在では30代と、世代交代が着々と進んでいます。そのターニングポイントがあったからこそ、強い会社になってきたと思いますし、あの経験があるからこそ今があると思っています。
―「優良な会社」へ向けた強化ポイントについて教えてください
社員一人ひとりのレベルアップが必至になってくると考えています。やはり、我々施工管理業を営む上で、最重要になるのは人です。人が財産ですので、一人ひとりが更なる成長を遂げると、より良い会社になっていくと思います。現在当社では、一人ひとりの成長促進を目的に、「目標設定」を若手社員に対する教育の一環として実施しています。何年後どうなっていたいのか、目指すべきゴールがあるのとないのでは、成長の速度が違ってきます。この目標設定では、「所長を目指す」、「スキルアップ」をするというように、様々な目標が上がってきます。仕事に対しての目標を持ってもらうことで、一人ひとりの成長促進、そして会社全体のレベルアップに繋がっていくと考えています。
―新卒採用に力を入れていますが、どんな方に入社をしてもらいたいですか
志を持った人材に入社してもらいたいですね。当社は若手社員が意見を言いやすい環境だと思います。「自分自身こうなっていきたい」、そういう思いを持っていれば、どんどん提案してもらいたいと思っていますし、具現化していきやすい環境だと自負しています。そのことから、明確な意思を持っている、もしくは今は持っていなかったとしても、今後意思を持って働いていきたい、そう考えている方にとっては成長環境が待っていると思います。新卒で入社した先輩社員も、「新規事業を立ち上げたい」、「専門分野において知識を高めていきたい」というように、志の高い人材が当社はたくさんいます。切磋琢磨して、素晴らしい企業を共に創っていくことができる、そんな方と一緒に働いていきたいですね。

KEYPERSON

富士アイテック株式会社 代表取締役社長 内川文男

やりがいのある仕事で、 さらなる飛躍を

富士アイテック株式会社 営業技術部 技術担当 住田知之

お話をお伺いした住田さんは、2010年に新卒で同社へ入社。現在入社5年目の若手社員として仕事に邁進をしている。鹿児島県より上京し、現在同社において「積算」と呼ばれる、工事に必要な材料費や人件費等を算出し、どのくらい金額が掛かるか算出する仕事をメインに行うと同時に、「工事現場の責任者」という顔も持ち合わせている。多岐に渡る仕事を担う住田さんは、元々「何かを作り上げる」仕事に興味を持ち、同社への入社を決意。入社からこれまで、様々な案件に携わることで、着実なレベルアップを遂げ、現在に至っている。新卒採用に力を入れる同社において、住田さんは一つのキャリアモデルになり得る存在なのだ。そんな住田さんから同社について、さらにはご自身のやりがいや今後の目標について詳しく話を伺った。

伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い
  • 入社理由
    作り上げる楽しさを
    「何かを作り上げる仕事に就きたかった」、そう語る住田さん。学生時代には車の整備を趣味としており、部品を交換し、自ら車を組み上げた経験もあったことから、「何かを作り上げる」、そういった仕事をしてみたかったと住田さんは当時を振り返る。住田さんと同社の出会いは大学で実施された企業説明会。鹿児島県の大学に通っていた住田さんであるが、当時の社長(現相談役)が直接鹿児島県に出向き、そこで直接話を聞いて興味を持ったという。「電力会社や発電所、工場建設に携わっているという説明を受け、是非自分もやってみたい」、住田さんはそう感じたそうだ。現在は「積算」と呼ばれる仕事をメインに行っているが実際に入社をすると1年間は現場で研修を行い、現場に出ることも多くあるという。自分が携わった現場が完成していく様を見届けることは、まさに住田さんが入社前に思い描いた「作り上げる」仕事そのものなのだ。
  • やりがい
    自分が携わる案件の受注と完成
    「現在は積算という仕事を行っているのですが、自分が積算した案件が受注に至ることです」、そう笑顔で話す住田さん。住田さんが積算した金額をもとにして見積り書が作成され、営業がお客様に提出し、受注となる。つまり、住田さんが担う仕事は、会社の受注金額を左右する責任重大な仕事なのだ。その責任重大な仕事の成果が表れるのが、受注という瞬間。一般的にはこの段階で積算を担当する社員の仕事は完了であるが、それだけに留まらないのが住田さんの仕事。自分が積算した現場に、責任者として赴くことも多く、その中で、職人さんとコミュニケーションを図ることもやりがいの一つだという。仕事終わりに職人さんと一緒に食事に出掛けることなど、工事の進捗と合わせて職人さんとの関係性が濃くなることも仕事の醍醐味なのだ。そのような過程を経て一つの案件が完了する、それは何にも代え難い達成感や充実感があるという。
  • 夢
    現場をより多く経験し、さらなるレベルアップを
    「積算においてレベルアップを図っていくために、更なる現場を経験したい」、それが住田さんの今後向かう先。本社で積算や設計をするだけではなく、より多くの現場に足を運び、その経験を、より精度の高い積算や設計に生かしていきたいと考えているのだ。同社では発電所や工場という特殊な施設の施工を特殊技術を持って行うという稀少且つ社会貢献性の高い事業を主としているため、デスク上の勉強だけでは分からないことも多い。複数の現場経験を積み、いずれは数億円単位のビッグプロジェクトの積算を担当し、そのプロジェクトの完了までをしっかりと見届けていきたいと、住田さんは目を輝かせながら話してくれた。同社は現在、営業の強化による更なる顧客獲得を方針として掲げている。その方針を実行する上で重要になるのが積算業務だ。住田さんの力が付けば付くほど、営業の精度が上がり、同社の躍進に繋がっていく。
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入社式の様子
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現場に出て管理を行うこともある
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入社後は現場で研修

若手社員から見る、富士アイテック

-住田さんが感じる富士アイテックの良いところを教えてください
たくさんあるのですが、まず挙げられるのは自分の希望が反映され、自分のやりたいことをやれる会社と感じています。入社後1年間は研修期間なのですが、2年目から正式に配属先が決定します。その配属先を決定する際にも自分の希望を出すことができますし、その意見を反映していただけます。また、全国各地で仕事があるため、出張が多く、様々な地域に行けることも個人的には楽しみの一つになっています。さらには、日本のみならず海外に展開しているのも良いところです。世界に展開して、プラント建設の一助を担うという大きな仕事ができることが当社の良いところだと感じています。
―現場の雰囲気について教えてください
もちろん仕事なので、真剣に一人ひとりが業務に取り組んでいますが、休憩時間や、仕事が終わった後は「ワイワイ」していますね(笑)。休憩時間には職人さん達と仕事の話のみならず、プライベートの話もたくさんしていますし、正直楽しいですよね。仕事が終わった後には飲みに行ったりもしますし、家族の話、趣味の話、休日の話、様々な話をします。その中で新しい気づきもあったりするので、楽しい時間にプラスして自分を成長させる時間になっていると思っています。もちろん、そういった関係性を築くことができているのは、現場で仕事に真摯に取り組んでいるからです。その前提があるからこそ、「ワイワイ」とした雰囲気が生まれていると思います。
―新卒採用に力を入れていますが、住田さんはどんな人と働きたいですか
大前提として挙げられるのは、嘘をつかない誠実な人ですね。やはり我々の仕事は人対人の信頼関係で成り立っているので、誠実であることは重要であると思います。知識に関しては、もちろんあるに越したことはありませんが、専門知識を持っていなくても全く問題ありません。当社は理系のイメージを持たれる方もいると思いますが、文系出身でも現場で経験を積めば、知識は身についていきます。また、私もそうですが、上司が親身に教えてくれるので、心配することはありません。そのことから、知識よりも人間性が素晴らしい、つまり嘘をつかない誠実な方と一緒に仕事をしていきたいと私は思います。
■監修企業からのコメント

富士アイテック株式会社 代表取締役社長 内川文男

噴出し左
内川社長とお話をさせていただき感じたことは、言葉の重みです。幾多の困難を超え、現在の富士アイテック株式会社が成り立っているとお話を伺いました。内川社長は笑顔でお話してくださいましたが、苦労に苦労を重ね、困難に困難を極めたからこそ、現在があると思います。「優良な会社」、文字にするとシンプルな言葉の影には、重みと並々ならぬ決意を感じさせてていただきました。今後も躍進を続ける富士アイテック株式会社から目が離せません。
■掲載企業コメント

富士アイテック株式会社 代表取締役社長 内川文男

噴出し右
取材を終えた感想
改めて歴史を振り返って見ると、様々なことがあったなと再認識しました。歴史を振り返り、当社の大事にしている思いなど、これから社員にも共有を図り、全社一丸となって優良な会社を目指していきます。
富士アイテック株式会社
代表取締役社長 内川文男
1979年 富士保温塗装株式会社創設 資本金1,000万円
代表取締役 横尾政久就任
大阪営業所、千葉営業所を開設
1979年 建設業許可 大臣 般第8809号(塗装・熱絶縁)を受ける
1980年 建設業許可に板金工事業を追加
1982年 建設業に管工事業、機械器具設置工事業を追加
1992年 代表取締役に真木操就任
1992年 商号を富士アイテック株式会社に変更
1992年 資本金を2,000万円に増資・鹿島営業所を開設
1994年 京浜営業所を開設
1994年 名古屋営業所を開設
1995年 建設業許可にとび・土工工事業を追加
2004年 代表取締役に宮城島法人就任
2008年 福山営業所を開設
2009年 資本金を5,000万円に増資
2011年 ISO 9001認証取得
2014年 代表取締役に内川文男就任
創業年(設立年) 1979年
事業内容 ① 保温・保冷工事の設計、施工
② 防音工事の設計、施工
③ 炉壁耐火工事の設計、施工
④ 各種塗装工事の設計、施工
⑤ 板金工事の設計、施工
⑥ アスベスト関連の除去工事
⑦ とび・土工工事
⑧ 管工事
⑨ 機械器具設置工事
⑩ 各種保温材料・塗装材料の販売
⑪ 角波鉄板加工製作並びに販売
⑫ 労働者派遣事業(特13-307895号)
所在地 東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル
資本金 5,000万円
従業員数 70名
企業URL http://www.fuji-i-tec.co.jp/

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