DENTOU TIMES

ナプソン株式会社 代表取締役社長 中村真

測定器で世界を支える
オンリーワンの価値を生み出す技術と風土

ナプソン株式会社 代表取締役社長 中村真

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同社は、半導体や、テレビ・パソコン・スマホのフラットディスプレイなどの特定分野における、電気抵抗測定器を開発・製造・販売している。30年以上磨き上げてきた幅広い技術は、国内のみならず台湾、韓国や中国のフラットパネル市場を独占、またアメリカやEUの半導体企業にも販売し、世界でも高く評価されている。現在同社を代表として牽引しているのは、中村社長。海外でのネットワークを紹介を引き出しながら広げてきた功労者であり、これから強みとしている測定器の技術を生かし、新規事業の立ち上げも構想している。その中村社長から、ナプソンという会社の高い技術力や魅力について伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質
  • 社風
    自ら考え、オンリーワンの価値を生み出す風土
    自分で考えて仕事に取り組みたいと考えている人にとって、同社の環境はとても魅力的に感じることだろう。「私が20代の頃も、上から色々言われるのは嫌だったので」と話す中村社長をはじめ、同社ではトップダウンでガチガチに押さえつけるということはしない。お客様のことをしっかりと考えているかなど、最低限のことさえできていれば、1から10まで事細かに指示をするよりも、自ら考えて試行錯誤した方が、よりイキイキと、しかも結果を出す働き方ができる。だから、ナプソンはここまでの高い技術力と実績を積み上げることができたのだろう。同社はタッチパネルに塗装する"膜"の電気抵抗を、ラインを止めずに非接触で測定できる製品を開発し、国や東京都からモノづくり助成金の対象に数年連続で選出されている。全員が自ら考えて改善を繰り返すことで、"ナプソンしか出すことができない価値"をここまで生み出すことができているのだ。
  • 独自性
    お客様の要望に応える、世界から認められた幅広い技術力 
    競合には真似できない、お客様の要望に応える幅広い技術力が、当社の強みだ。 「コアな技術をいかに高めていけるかがキーです」中村社長がそう断言するように、同社では電気抵抗の測定器に特化して、その技術を30年以上も極め続けてきた。その結果、手動式から全自動、ノンストップのインラインまで、豊富なラインナップを取りそろえるまでになった。中でも目を引くのは、同社が世界で唯一、接触式と非接触式と呼ばれる測定方法を両方本格運用していることだ。元々は、接触式だけを運用していたが、お客様から非接触式の要望があったため、3年をかけて実用化までこぎつけた。両方の方式を採用している会社は他にはないが、そこまで技術を広げることで、様々なお客様の要望に合わせて、詳細なカスタマイズができるという、大きな強みをつくることができているのだ。このお客様の要望に応える幅広い技術力は、同社の製品が半導体材料の電気抵抗測定分野で市場をほぼ独占するなど、世界からも高く評価されているのである。
  • 展望
    "測定器"を軸に新たな挑戦 着実な進歩を
    測定機に関する高い技術力を武器に、半導体測定器の特定分野において、約90%という非常に高いシェアを誇る同社。今後は、この技術力を生かして、他の業界や新素材の測定器へ展開していくことを構想している。現在の強みを軸に、新たな強みをつくることで、事業もより安定し、そして、社員も新たな挑戦に向けてやりがいを持って働くことができる。そこまで考えての、新規事業だ。「5年後くらいには、半導体とは別に、2割くらいは違う仕事ができるようになりたいと考えています」基盤事業が安定しているため、急ピッチで進める必要はない。1つずつ、1つずつ、丁寧にしっかりと歩みを進めていきたいと中村社長は考えている。まだ本格的に始めて1年ほどだが、既にいくつかテーマはあり、開発部の社員が毎日情報を収集している状況だ。今の事業をベースに、同社がどれだけ飛躍を見せるのか。世界で唯一の技術を運用する会社の、新しい挑戦に、思わず胸が躍らずにはいられない。
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卓上~大型装置までカスタマイズ
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海外のユーザー様への納入実績多数
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ご来社デモ用の測定機器を常設

中村社長に伺った、会社のこと、求める人材のこと

-海外展開の理由と、その手法について教えてください
やはり、日本市場よりも海外市場が大きいということですね。 半導体自体がワールドワイドな市場でビジネスを展開していますから、その特定分野を扱っている私達も、 ワールドワイドに展開していくことは自然の成り行きで、設立2~3年後から海外ネットワークの構築へと動いたのです。そこで大切にしていたのは、商社など仲介を通さず、現地重視で、ネットワークを広げるということです。インターネットはまだない時代ですから、現地の貿易代理店を口コミで探してコンタクトを取り、プレゼンをするために出向いたり、逆にナプソンに興味を持った方が日本へ来た時に会いにいきました。その方が現地のお客様がどのように考えているのかが良く分かりますし、一度信頼していただければ、ネットワークを広げやすくなります。下手でもよいので、通訳などを介さないで、自分で話すのがコツです。
―会社を経営する上で大切にしていることはなんですか
公正公平な経営と、利益を皆でシェアするということを大切にしていますね。 事業のベースが確立された1992年以降はずっと黒字で、当然ながら税金をしっかりと国へ納めてきました。 また、当社の決算報告書は、社員がいつでも見ることができるように、すべて公開しています。 創業者メンバーが元々、技術系なので、あんまりお金儲けへの欲がないんですよね。 とにかく、良い製品をつくって、お客様に喜んでいただくという考え方を大切にすれば、 自然と利益も出ますし、出た利益は誰かが独占するのではなく、皆でシェアしたいと考えていますね。
―貴社ではどんな人材を求めていますか
営業技術問わず、基礎的な学力は欲しいですが、専門的な知識は入社してから勉強すれば良いので、特に不要です。営業の方であれば、基本的なコミュニケーションの能力と、基礎的な英語能力があると嬉しいですね。 経験は一切問いません。何かの経験がある、ないで区別は一切しません。 あとは、やっぱり本人の意欲ですね。意欲がないと何も上手くいかないので、自分から積極的に仕事に 取り組む姿勢が欲しいです。矛盾するかもしれませんが、今一番欲しいのは、基礎的な知識、理論がしっかりした電機、電子系の人です。意欲がある方は、ぜひご応募頂ければ幸いです。

KEYPERSON

ナプソン株式会社 代表取締役社長 中村真

本当のオンリーワンの価値を
お客様へご提供する

ナプソン株式会社 営業部 係長 吉田寿彦

入社10年目を迎える吉田さんの仕事領域は実に幅広い。営業として国内と海外のお客様へ同社の製品を提案する仕事に加えて、特に海外のお客様に対するアフターフォローの仕事、そして、同社のマーケティング活動も一手に引き受けている。まさに、同社を牽引する若きリーダーだ。そんな吉田さんの真骨頂は、お客様が望んでいることを引き出し、オンリーワンの価値をご提案できること。それはまさに、ナプソンイズムであり、間違いなく吉田さんはそれを形にしている1人だろう。お客様への強い想いを持っている吉田さんに、同社のこと、そしてご自身の仕事の魅力について伺った。

伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い
  • 入社理由
    「お客様と、真に向き合う仕事がしたい」 吉田さんの想いが形に
    前職では、広告代理店で雑誌のアンケート結果のデータ入力と集計レポートの仕事をしていた吉田さん。元々、人とコミュニケーションを取ってお互いに理解し合うことを大切にしてきた吉田さんにとって、1人でパソコンに向き合って黙々とこなす作業は面白みに欠けていて、もやもやした日々を送っていた。そんな時に出会ったのが、ナプソンだった。 同社では、決まりきった製品はなく、お客様としっかり向き合って信頼関係を築き、お客様の求めていることを引き出して、サービスを提供しなくてはならない。「お客様と一緒に考えて、お客様が本当に必要としている価値を、非常にユニークでシェアの高い技術を用いて提供することができるというところに、すごく興味を惹かれたんです」 経験と実績を積み、お客様から絶大な信頼を勝ち取っている吉田さんのもとには、 「コレなんとかならないかな」とお客様から次々に相談が舞い込む。 今日も、吉田さんはお客様と一緒に、新たな挑戦をしているに違いない。
  • やりがい
    本当のオンリーワンの価値をご提供 120%の喜びを生む仕事
    吉田さんの仕事は、お客様から困りごとの相談を持ちかけられるところから始まる。 「これを測定したいのですが、何か良い方法ありませんか」 お客様からのご要望は、実に多種多様であり、難易度が高いものばかりで、既製品で対応するのはとても難しい。だからこそ、同社では世界でも有数の技術力をフル活用して、お客様に合わせた一点物のカスタマイズ製品を提供するのだ。それはつまり、自分次第でお客様の感動をいくらでもつくることができるということだ。 吉田さんがお客様と話していると、「零れ話なんだけど・・・」と困りごとを打ち明けてくれることがよくある。それを吉田さんは絶対に逃さずに、何とかできないかと、技術センターと連携してお客様にご提案すると、とても驚いて感動してくれるのだと言う。お客様の期待を超えた提案をすれば、お客様は120%で喜んでくれる。それこそ、本当のオンリーワンの価値を提供することだと吉田さんは考えている。同社では、そんな仕事を思う存分に実践できるのだ。
  • 夢
    新規事業へ貢献 会社の未来をつくる
    これからのナプソンは、測定機に関する高い技術力を生かして、他業界や新たな素材の測定へも挑戦していく。同社の未来を大きく左右する新たな挑戦の核になるのが、1年前に発足した新規事業プロジェクトだ。そのプロジェクトには当然ながら、若きリーダーである吉田さんも参画している。吉田さんはお客様の困りごとや要望を引き出して感動の提案をするという真骨頂を当プロジェクトでも存分に発揮し、同社の未来へ貢献していきたいと意気込む。また、自身が始めた同社でのマーケティングや広報活動において創意工夫することで、同社をより多くの人に知ってもらいたいと、吉田さんは考えている。「まだまだ、これからです」そう言いつつも、その未来を現実にするために主体的に行動している吉田さん。長い道のりにはなるかもしれないが、未来を語る吉田さんの視線は、まっすぐに未来を見据えている。
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新製品のハンディ抵抗測定器
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国内外の展示会に出展
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30周年記念パーティーの様子

吉田さんに伺った、ご自身の仕事のこと、会社の皆さんのこと

-国内のお客様と海外のお客様との違いについて教えてください
国内および海外のお客様への営業活動、また、アフターサービスの部分も担当していますが、その中でやはり、国内と海外のお客様との違いを感じますね。 国内と海外のお客様だと、特に条件の優先順位や価格の捉え方に違いを感じることも多いので、日本のお客様にするのと同じ提案をしても上手くいきませんね。よりお客様のバックグラウンドを理解し、何をお客様が求めているのかということを、もっと考え、先回りして提案していかなければなりません。
―何故、貴社のマーケティングを担当されるようになったのですか
前職では広告代理店で働いていたということで、直接の経験はほぼ無かったのですが、当社のホームページのディレクションをやってくれというお話を頂いたのが一番最初のきっかけでしたね。そこから、色々と私にできることがあるのではないかと思うようになり、今まで当社にはなかった、自社紹介のパンフレットを自分で考案して作成したり、ホームページの情報を充実させていったりしていました。 自分がやりたいと思ったことを、どんどん任せてもらえる環境ですので、営業の仕事に加えて、前職でやりきれなかった広告の仕事も、ここで楽しんでやっています。 今後はさらに新規のお客様を増やせるように、新しい販促活動の手法や、発信する情報について、どんどん提案をしていきたいと考えています。
―貴社で働いている社員の皆さんは、どんな方が多いですか
色々とやらせてもらえる環境なので、色んなことを経験したい、新しいことをやってみたい、という人が多いと思います。私もマーケティングの仕事をやらせてもらっていますし。 また、従業員数が何百人といるわけではありませんので、近い距離感で、和気あいあいと過ごしている、アットホームな雰囲気が好きですね。でも、仕事になると意識も切り替わって、各社員がきっちりそれぞれの仕事をこなしていきますね。比較的残業も少ないと思いますし、お休みも取りやすい環境ですので、仕事とプライベートの切り替えもしやすいです。そういう意味では、オンオフを切り替えたい人、切り替えられる人が多いと思います。
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■監修企業からのコメント

ナプソン株式会社 代表取締役社長 中村真

噴出し左
世界でも認められている高い技術力に感服致しました。それも、お客様が本当に必要としていることに対して応えようと邁進されてきたことの積み重ねであるということで、30年以上の素晴らしい歴史を感じることができました。是非、新規事業でも成功し、より一層多くのお客様を感動させていただきたいと強く思っております。
■掲載企業コメント

ナプソン株式会社 代表取締役社長 中村真

噴出し右
取材を終えた感想
この度は取材していただきましてありがとうございました。30年以上積み上げてきた技術で、これからも日本や世界のお客様のご要望に応えていきたいと考えております。今後、新規事業にも挑戦していく中で、今回の記事をきっかけに色々な方へ当社のことを知っていただけましたら光栄です。
ナプソン株式会社
代表取締役社長 中村真
1984年 半導体関係の測定機器と関連製品の
    開発・製造・販売を目的に設立
1986年 シリコンウエハ抵抗率
    シート抵抗マッピングシステム販売開始

1987年 フラットパネル(液晶など)シート抵抗測定システム
    開発製品化
1989年 シリコンウエハ全自動測定システム開発製品化
1993年 非接触(渦電流法)抵抗率・厚さ・P/N測定
システム開発製品化
1995年 非接触全自動測定システム開発製品化
2004年 フラットパネル非接触抵抗
膜厚全自動測定システム開発製品化
2007年 太陽電池シリコンウエハ用抵抗率測定システム開発製品化
2008年 経済産業省 元気なモノづくり中小企業300社に選定
2011年 東京都ベンチャー技術大賞 最終ノミネート
2014年 ウエハ平坦度測定器開発製品化
創業年(設立年) 1984年(1984年)
事業内容 電子機械装置(半導体関連測定機器)の 研究開発、製造販売、輸出 輸入
所在地 〒136-0071 東京都江東区亀戸2-3-6 百瀬亀戸ビル
資本金 5,000万円
従業員数 38名
企業URL http://www.napson.co.jp/
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