DENTOU TIMES

ニューレイトン株式会社 代表取締役社長 野木 芳宏

誠実に、情熱を持って
お客様の安心、安全と向き合う

ニューレイトン株式会社 代表取締役社長 野木芳宏

このエントリーをはてなブックマークに追加

江戸川区南篠崎町。この地に本社を構え、自動車用工具・保安用品などの自動車及び自転車用具の製造販売を行うグローバルカンパニー、それがニューレイトン株式会社だ。1980年の創業以来、常にお客様の安心・安全を念頭に置いて着実に発展を続けてきた。お客様の声に敏感に反応し、業界に先駆けた商品を生み出すスピード感と品質の高さから、納品を行うカーショップ・ホームセンターや、エンドユーザーから絶大の信頼を得るに至っている。その確かな品質が認められ、誰もが町で見かける名立たる大手自動車メーカーの純正品に指定納入を行うほどだ。創業から35年を迎えた今もなお、お客様の良いカーライフの実現のため、使いやすさとは何か、自分たちが出来ることは何か、と常に考える姿勢を貫く。ニューレイトンの創業者にして、現社長の野木芳宏氏に同社への想いを伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質
  • 社風
    誠実に、誠実に
    『やはり誠実に商品の安全性に向き合う姿勢ですね』と野木社長。ニューレイトンが扱う商品は、自動車、自転車関連の商品を扱うため、安全性の高いものでなければならない。例えば、同社ではガソリン缶も製造しているが、もしこれを扱っている最中にガソリン漏れや、缶が破裂するようなことがあれば、利用者は大怪我をする可能性がある。そのために同社では商品の安全性に誠実に向き合う姿勢が根付く。商品になる原料の品質チェックから行うほどの徹底ぶりだ。同社の商品は国家公安委員会型式登録認定を証明するTSマークや、製品安全協会登録工場・型式確認済みを証明するSGマーク などの各種安全基準に適合した商品を提供している。日本はモノの品質に対して常に高いレベルを要求するが、国家規定に認証される同社商品の確かな品質が消費者に安心を生み、根強い支持を受けている。『安全基準をクリアした商品を作るには、誠実に、真摯に商品と向き合い、努力をする必要があります。その姿勢が浸透しているので、当社の品質が生まれるのです』と語る野木社長はどこか誇らしげだ。
  • 独自性
    パイオニアとして業界の先陣を切る
    ニューレイトンの独自性はパイオニアしか出せない付加価値だ。自動車の工具の分野でパイオニアである同社は、顧客からの信頼も高く、それに応えなければならない。そのために他社には無い付加価値を加える努力を怠らない。例えば、車事故をした時に置く、三角停止表示板がある。ある時、『重い上にかさばる』というお客様の声を耳にした。従来の商品は1500g以上ある。風速17メートルで7.5センチ以上動いてはならないという規格があるので重いのは当然だが、同社はより使いやすいものを作るべく改良を重ねた。その結果、停止版の足場の部分内部を軽量化した分、長さを加え、軽量化しても飛ばないように、特殊な素材ですべり止めの役割を付加し、500g以下まで軽量化しても倒れない三角停止表示板を作ることに成功した。業界でもこれほど軽い三角停止表示板は類を見ず、『値段も安いし、コンパクトで便利!』『今までより組み立てやすい』と消費者からも大好評だ。業界の先を走るからこそ他社よりも早く付加価値を付けることが出来て、ニューレイトンの商品は愛され続けているのだ。
  • 展望
    信念は曲げずに、時代に柔軟に対応する
    『どんな時代になろうと、今後もお客様のために使いやすく、安心・安全な商品を作り続ける。そこがブレることはありません』と野木社長は力強く語る。2015年に入り、1か月に一つの勢いで新商品を販売するほどのスピード感をもって商品展開する同社。現在、順調に業績を伸ばし、以後3年間で業績を現在の倍まで押し上げる計画だ。今後の発展を盤石にするためにも、今後も新しい商品を作り続ける必要がある。しかし、近年は若者の自動車離れの報道も目にする。市場の縮小も懸念されるが、野木社長の表情は明るい。 『日本全体の自動車保有率は、実はここ最近は減少せずほぼ横ばいです。逆にハイブリッド車や水素車などが普及し始めれば、車の購買意欲は上昇するはずです。当社の商品は車の整備には必ず必要になるので、今後も成長を続けられると考えます』と野木社長。車のスタイルが新しくなれば、それに応じて必要な修理、作業工程が生まれる。今後もその時代時代の車のメンテナンス、修理のシーンに必要で、且つ使いやすい新商品を作り続ける。自動車業界とともにニューレイトンも走り続けるのだ。
説明画像
35年の歴史が生み出す様々な商品
説明画像
重ねて置けるのは
ニューレイトンだけ
説明画像
改良し続けて生まれた500gの表示板

パイオニアとしての矜持を持ちつつ、お客様と真摯に向き合う

-創業してから苦労されたことは何かありますか
品質の向上と管理ですね。今でこそ一般的になっていますが、自動車関連の工具を発展途上国の工場で製造し、仕入れるというスタイルは当社がパイオニアなんです。ですが、当初は非常に苦労をしました。当社は上海に会社を持っていますが、意思疎通の不備や、価値観の違いなどから、品質を高め、安定させるのが難しかったのです。そこで、頻繁に現地とコンタクトを取り、商品は勿論、工場自体のコンサルティングを行い、現場の生産性、作業精度を最大限に高める努力をしました。今では生産するパートナー工場の多くはISO9001やISO/TS16949の認証を受け、日本独自の厳しい基準に適合する商品の生産を可能にし、お客様にも安心の品質を提供できています 。今でも現地としっかりコミュニケーションを取っているので、技術指導、品質管理は万全です。
―商品を考案する際に気を付けていることは何ですか
お客様が感じる不便は何かということ対して、常にアンテナを立てることです。年齢層、地域によって様々なニーズがあるので、私自身出張に行った時や、旅行に行った時も情報収集を心掛けています。例えば、当社の商品にガソリン缶があります。一般的な商品は、形状上重ねて置けません。しかし、農業をやっている方々の場合、作業車は車両によって燃料が違う場合があります。その際、燃料別でガソリン缶が必要となります。従来の商品では重ねて置けず、並べて置くしかなく非常にスペースを取ってしまいます。『少しでも不満を解消したい』と当社は他社に先駆けて、重ねて置けるガソリン缶を考案しました。『幅を取らないから非常に使い勝手が良い』と好評いただいています。商品はお客様のために作るものなので、常にお客様の声には敏感であるべきですね。
―今後社員に期待することは何ですか
社員一人ひとりが今以上に力をつけ、今まで以上のニューレイトンを創って欲しいです。一般の消費者の方に向けて作るものなので、市場動向を探るためにマーケティング力や社員一人ひとりが私以上に商品を魅力的に説明できるようになって欲しいので、商品への知識を高め、かつ商品に対して愛情をもって仕事に臨んでほしいですね。 また、35年間やってきて基盤は固まり、今は正に当社にとって転換期だと考えています。私も70歳を超え、次の社長へと引き継ぐタイミングです。次は息子の野木専務に任せようと考えていますが、社員が自分たちから次の社長を中心としたチーム創りを行って欲しいです。若い世代は35年の基盤を次の時代への飛躍のために使い、私を乗り越えて新しいニューレイトンを創り上げて欲しいですね。

KEYPERSON

ニューレイトン株式会社 代表取締役社長 野木 芳宏

長い歴史を武器に
お客様ありきで提案し続ける

ニューレイトン株式会社 営業開発部部長 遠藤一善

自動車業界に勤めて数十年。遠藤さんはニューレイトンで働く以前から、自動車用品販売に携わっており、業界のことを熟知している。その長年の知見からくる市場への理解や、お客様の声を敏感にキャッチする力は同社でも随一だ。現在は営業部部長として営業活動に従事しつつ、若い世代で構成されている営業チームへの育成にも余念がない。また、会社の未来にも常に考えを巡らし、ニューレイトンを新しいステージへと引き上げ、次の10年、20年へと発展させるにはどうすべきか、その意識が遠藤さんの頭から離れることはない。それと同時に、お客様ありきで常に仕事を捉え続ける。お客様が少しでも自動車修理やメンテナンスが簡単に、楽しく出来るように、そして自動車が好きになるようにと考え続け、遠藤さんは今日も仕事に臨む。

伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い
  • 入社理由
    出会いは20数年前 社長の人柄に惹かれて
    『前職の時に野木社長が私の担当についてくれたんです。それが付き合いの始まりで、8年ほど前に前職を退職した後、自分を使って欲しいと野木社長に申し出たんです』と遠藤さんは当時を懐かしそうに振り返る。 前職では某自動車用品販売店に勤めていた遠藤さん。20数年前に自分が勤めている店舗に当時の野木社長が担当としてやってきたそうだ。一緒に仕事をする中で、野木社長の『当社ならお客様のカーライフをもっとより良いものに出来る』という熱意や、常にお客様の事を第一に考えている姿勢に触れ、1人の人間として野木社長に惚れ込み、『この人と一緒に働いていたい!』と考えるに至ったそうだ。『ニューレイトンなら前職のスキルや知見も生かせると思いましたし、自動車が好きだったんでね。ですが野木社長と仕事ができるなら正直事業は何でも良かったですね』今もこの野木社長への強い信頼を持ちながら、遠藤さんは働いているのだ。
  • やりがい
    この会社で仕事が出来る事への感謝
    『お客様との関係からやりがいを感じることもありますが、純粋に今この会社で、このメンバーと働かせてもらっていること、それ自体にやりがいを感じますね』と遠藤さん。8年前に入社した遠藤さんを当時のニューレイトンの社員の方々は温かく迎え入れて下さったそうだ。働く中でニューレイトンのアットホームな雰囲気、社員の方々の家族のような挨拶、優しさ、温かさに触れたことで、早く成果を出して、『ニューレイトンの社員としてみんなに貢献したい』という想いが日々強くなっていった。入社当時、営業部長のサポートとして働いたが、会社に、社員の方々に貢献するために瞬く間に結果を出し、2年目には営業部長に任命された。今でも社員の方への想いは変わらず持ち続けながら働いている。『本当にいい人ばかりで、社員同士の関係性も非常に良いと感じています。この会社に骨を埋めるつもりなので、最後までお客様は勿論、社員のためにも尽力し続けます』と語る遠藤さんの言葉には優しさが溢れていた。
  • 夢
    ニューレイトンをより強い組織に
    『近い将来、野木専務が次の社長となるでしょう。それに向けて野木専務を中心とした組織創りを進め、より強固なニューレイトンを創りあげたいですね』 と遠藤さん。野木社長の仕事への熱意というものは計り知れない。野木専務には今まで野木社長が築き上げてきた熱意、歴史を、信頼を受け継ぎ、ニューレイトンをより進化させる責務がある。しかし、社長1人でやるよりチームでやった方が知恵も力も出る。 ならば、少数精鋭という規模感やアットホームで信頼関係の厚い社内環境を活用し、ボトムアップ型の企業へと移行する。更に社員ひとりひとりの生産性を高めつつ、野木専務のチーム型の経営をし、今まで以上に『ニューレイトンの商品だから買おう』と感じてもらえる存在になる必要があると遠藤さんは考える。そのために、遠藤さんは自分の持つ知識、スキルを若手に教え、次の組織創りを少しでも盤石にしたいと語る。 『若い世代を育成し、様々なのものを引き継がせ、より一体感を創り出し、次世代のニューレイトンを任せられる体制を創り上げる。これが私の最大のミッションですね』
説明画像
高品質のアルミホイール『ブレスト』
説明画像
今、注目の商品『クルピタ丸』
説明画像
同社はジャッキも充実

お客様ありきで考えるという信条を貫き、新しいニューレイトンを創造する

-現在力を入れている商品を教えてください
現在は『クルピタ丸』という商品が当社の目玉商品ですね。この商品はタイヤの取付け、取り外し、移動を従来の何倍も楽に出来る商品です。車のタイヤは1つ約40㎏あります。経験した人なら分かるかと思いますが、これを付け外しする際、抱えて作業するのは男性でも骨が折れます。ですが、この商品を使えば、高さ調整や移動も簡単に出来ます。『体への負担が大幅に減った』『作業が本当に楽になった』と好評の声も頂いております。また、現在テレビにも取り上げていただき、賞も頂いたりと知名度も上がってきています。また、自動車の工具は基本的に全てアメリカが作ったものがベースですが、タイヤリフターと名付けたこの工具は、当社の完全オリジナル商品なので世界で作っているのは当社だけなのです。近い将来、みなさんのご自宅にもあるかも知れないですね。
―仕事をする上で大切にしていることを教えてください
常にお客様ありきで考えて、商品化するということですね。もちろん結果が出ることが大前提としてありますが、『こんなものを売りたいから作ろう』というのは自分都合です。そうではなく、お客様が本当に必要としている商品を作り続けることが大事です。ですから私も市場ニーズを読み取るために、商品をおいてもらうホームセンターや自動車販売店へのヒアリングは欠かしません。ヒアリングの中で『こんな商品を作って欲しい』と要望があった時に初めて商品の考案が始まるのです。そこからスピード感を持って商品化し、どの企業よりも早く市場に新しい商品を提供する。パイオニアとして、どの企業も出していない商品をいち早く提供するところに当社の強みがありますから。常にお客様の声には耳を傾け、お客様の声を基に、商品化へすぐに動けるように心掛けています。
―若手の社員に求めることは何ですか
若い世代には、社内に新しい風を通したり、新しい雰囲気もたらしてくれることを求めています。当然ですが、自動車への知識や商品知識は私達の方が遥かに持っています。しかし、逆に言えば社内にあるものは持っていますが、無いものは触れることが極端に少ないのですし、社内のことに対して『このままでいいのでは?』という考えになりがちです。若い人たちには、今のニューレイトンに無い考え方、価値観を持ってきて欲しいのです。その今までにない価値観が、新しい社風や、新しい商品へのきっかけになるかもしれません。当社は35年間という長い間守ってきた伝統がありますが、進化するには捨てなければいけないものもあります。良い意味で今のニューレイトンを壊し、創り変える必要があります。それを成してくれるのは若い世代だと信じています。
このエントリーをはてなブックマークに追加
■監修企業からのコメント

ニューレイトン株式会社 代表取締役社長 野木 芳宏

噴出し左
35年もの間、常にお客様の安心・安全を意識してきた野木社長のニューレイトンにかける熱意を伺わせていただきました。自動車部品そのものも勿論大切ですが、それが正しくメンテナンスされなければ、安全に走ることはできません。ニューレイトンが生み出す自動車関連部品は私達が何気なく乗っている車の安全を支える縁の下の力持ちの様な存在なのだなと感じました。自動車が走り続ける限り、ニューレイトンもまた誠実に、真摯にお客様と、自分たちと向き合いながら走り続けるでしょう。
■掲載企業コメント

ニューレイトン株式会社 代表取締役社長 野木 芳宏

噴出し右
取材を終えた感想
35年間走り続けてきた歴史を振り返る機会となりましたが、改めて、次世代のニューレイトンを創っていくには、やはり若い世代の力が必要不可欠だと感じました。今後は息子の野木専務を中心にしたチーム体制の企業体にして、より強固な組織になって欲しいですね。
ニューレイトン株式会社
代表取締役社長 野木 芳宏
1980年 自動車部品の輸入販売を目的として設立、
     ワイパーブレードの輸入販売を開始
1982年 ワイパーブレード・スノーブレード・ワイパーリフィールの
     国内製造・販売を開始
     ワイパーブレードが三菱自動車工業株式会社の
     純正品に指定納入を開始
1985年 「エマーソン」ブランドの自動車用工具の製造販売を開始
1992年 「メナー」ブランドのアルミホイールの製造・輸入販売を開始
2002年 ワイパーブレード・ワイパーリフィールが
     三菱自動車工業株式会社純正品に指定、納入を開始
2003年 中国上海に事務所を設立
2005年 上海野木貿易有限公司(上海ニューレイトン)を独立資本で設立
     ガソリン缶がKHKマーク(危険物保安技術協会)を取得
2007年 保安セットが三菱自動車の純正品に指定納入を開始
     保安セットがマツダの純正品に指定納入を開始
     保安セットがダイハツの純正品に指定納入を開始
2009年 自動車用ガレージジャッキパートナー工場が
     SG(製品安全協会)の登録工場認可
2009年 保安セットが日刊自動車新聞用品大賞のセーフティー部門賞を受賞
     「サイクオ」ブランドの自転車用空気入れの製造・販売を開始
2012年 会社のロゴを新しくする
創業年(設立年) 1980年
事業内容 自動車用品及び自転車用品の企画・設計、製造・販売及び輸出入
所在地 東京都江戸川区南篠崎町4-14-11
資本金 4800万円
従業員数 22名(正社員)
企業URL http://newrayton.co.jp/index.html
採用情報はこちら

※このサイトは、取材先の企業から提供されているコンテンツを忠実に掲載しております。 ユーザーは提供情報の真実性、合法性、安全性、適切性、有用性についてイシン(株)は何ら保証しないことをご了承ください。 自己の責任において就職、転職、投資、業務提携、受発注などを行ってください。くれぐれも慎重にご判断ください。

ページのTOPへ