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株式会社久慈食品 代表取締役 野下 健司

組織の成長は権限委譲にあり。
社員と共に「良い会社」を創造。

株式会社久慈食品 代表取締役 野下健司

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久慈食品は“おつまみ”の生産と、生産したおつまみを全国の量販店や小売店に納入する卸問屋として躍進を続ける企業だ。その陣頭指揮を執るのが野下社長。先代社長である父親からそのバトンを受け継ぎ、現在8年という月日が流れた。社長就任後の8年、先代から変わらぬ『本当の意味でのお客様第一主義』という想いを継承すると同時に、組織規模の拡大やお客様の新規獲得に尽力してきた。その背景にあるのは「良い会社を創りたい」という実直な想い。誇るべき伝統と新たなエッセンスの融合により進化を続ける久慈食品について、野下社長よりお話を伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質
  • 社風
    規律の中にある、仲の良さ
    「仲の良さ」、これが同社の社風だ。これは自ら唄っているだけではなく、取引先や銀行、また新卒採用で会社説明会に来る学生から多くの声をいただくという。実際に、当サイトの取材に伺った際も、社内における社員同士の会話や意見交換が活発に行われている様を目の当たりにし、「仲の良さ」が印象として焼き付いている。「仲の良さ=甘さ」ではなく、互いを尊重することや切磋琢磨することが同社の躍進に至った要因として挙げられる。この社風は、先代社長から受け継がれる同社のDNAなのだ。その社風をさらに進化させたのが野下社長。野下社長に代替わりし、家業から企業への転換を推進したが、家業時代のアットホームさと新たに設けた企業としての規律が見事に融合。挨拶や立ち居振る舞いの観点から「久慈食品さんはグッドカンパニーだね」と取引先から言われるほどに成長したのだ。
  • 独自性
    業界では類を見ない新規営業体制
    同社は「新規開拓を行うための営業体制」に特徴を持つ。顧客の新規獲得は企業が発展し続ける上での至上命題である。実際に同社が位置する業界では、ルート営業や属人的な新規営業が一般的であるが、同社では「チーム」で新規顧客の開拓にあたっている。新規開拓営業チームが存在し、チーム内で営業手法の共有や数値管理・分析をすることで、高い成約件数、成約率を誇っている。また、「ゼロからイチを創る力を持っていることは強み」と野下社長は語る。野下社長自身、社長に就任する以前は新規開拓営業を行っており、誰もが知っていると言っても過言ではない某量販店と数十億円の契約を苦労の末締結した成功経験と、新規開拓を怠ったことによる会社の業績低迷という失敗体験を積んでいる。そういった体験から、新規開拓営業の重要性を再認識し、それをチームとして行うことで成果を最大化するという取り組みが功を奏し、右肩上がりの成長を続けているのだ。
  • 展望
    「良い会社」を仲間と共に創り上げる
    社員から様々な提案が上がり、それを具体化することで、“良い会社”を社員と共に創っていくことが同社の目標。“年商○億”や“社員数○名”というのはあくまで結果であり、目的は別にある。「良い会社ってファジーな表現で、綺麗ごとに聞こえるかもしれないけど、地域貢献とか、雇用創出とか、若い子を成長させられる会社、そういう風になっていきたい」と野下社長は笑顔で語る。また、それは野下社長が社長に就任する際の強い想いであると同時に、共に良い会社を創り上げる次世代を担う若いメンバーへの期待でもあるのだ。次世代育成の一環として社長自ら“リーダー育成会”という勉強会を開き、教育活動を行っている。そういった活動も要因となり、次世代の成長も著しいという。組織的な成長の先に見据えるのはIPO(株式公開)。さらに世の中に必要とされる会社となるために、同社の挑戦は続いていく。
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50周年記念式典の様子
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「仲の良さ」が社風の久慈食品
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埼玉県にある久慈食品本社

家業から企業へと転換を図る上で、野下社長が語る”組織”というキーワードを紐解く

―久慈食品の人材育成方針について教えてください
人に任せるということですね。委譲なくして成長はないと思っています。私はこれまで、当社の仕事の全領域に携わってきました。そのことから大半のことは理解していますし、遂行することも可能です。自分でやった方が効率良く成果を上げることができる仕事もありますが、自分でやっているようでは会社の成長はありません。それが色濃く表れているのは、現役員の存在、成長です。以前は企業というよりは家業の延長というような組織でしたが、部署を設置して役割を明確にし、それぞれの部署には担当役員を配置して指揮を任せる体制にしたことで、任された役員陣、そして会社全体が大きく成長しました。今後は部署内でも仕事の委譲を推進していくことで、組織全体の成長を図っていきます。つまり、"自分でやらなくても良い事は、さっさと部下や後輩に委譲する"というスタンスです。
―久慈食品の採用方針について教えてください
基本的には新卒採用に重きを置いています。やはり自社の価値観に共感していただいた方が入社するので、組織作りに大きな影響を与えています。経営者として、なかなか目に見えるリターンがないものには投資をしづらいものですが、新卒採用は実施して本当に良かったと思います。現在は新卒1期生として入社した社員が責任者として活躍していますし、周りの社員にも良い影響を与えてくれていると思います。また、入社時点から価値観に共感してくれているので、教育に関しても建設的に実施することができています。そして、やはりかわいい存在ですよね(笑)。今後も新卒採用活動を継続して行い、組織を活性化していきたいと思っています。
―大事にしている価値観について教えてください
私たちのモットーとしても掲げていますが、『本当の意味でのお客様第一主義』ということですね。どんな場面、どんな選択や決断を迫られる時でも、お客様が最上位にいなければいけないと考えています。世の中にはお客様第一主義を唄う会社が多いと思いますが、本当の意味でお客様第一主義を実践できている会社は少ないように感じます。お客様第一主義を掲げるのであれば、お客様から要望があった際に「それはできません」とは言えないはずです。私たちはそれをなくしたいと考えています。これは先代の時から大事にしている考え方で、今後も貫いていきたいですし、組織が拡大する中でも当社のフィロソフィーとして全社員に対する浸透度をさらに高めていきたいと思います。

KEYPERSON

伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い

COMING SOON

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■監修企業からのコメント

株式会社久慈食品 代表取締役 野下 健司

噴出し左
会社の五箇条にもなっている、『本当の意味でのお客様第一主義』というお客様を一番にして、業務を行っていく考え方に非常に感銘を受けました。また、50年という歴史の中で培ってきた文化や伝統の良いところを残しながら、いかにより良い会社を創っていけるかを常に考えられている野下社長のお話も印象的でした。今後、若手を増やしていき、IPOを目指している同社からは目が離せません。
■掲載企業コメント

株式会社久慈食品 代表取締役 野下 健司

噴出し右
取材を終えた感想
記事全般とても素晴らしい構成ですね。
言葉の使い方、表現方法等、私達が言わんとしている事を的確に、
かつ綺麗な表現でしてもらっている事に大変満足しております。
株式会社久慈食品
代表取締役 野下 健司
1966年 埼玉県戸田市にて創業
1972年 埼玉県戸田市美女木に本社事務所移転兼工場設立
1991年 社長野下健司入社
2007年 有限会社から株式会社へ組織変更
2010年 栃木県宇都宮市に『北関東支社』設立
2011年 開花物流センター設立
2014年 北関東支社、宇都宮市簗瀬に移転
創業年(設立年) 1966年
事業内容 食品(主におつまみ)の企画・販売
所在地 埼玉県戸田市美女木1068
資本金 3360万円
従業員数 80名(パート社員込)
男女比率 31.1%:68.9%
平均年齢 33歳
企業URL http://kujifood.co.jp/index.html

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