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岡谷建材株式会社 代表取締役社長 佐々木 宣雄

幾多の困難を乗り越え、道は拓かれる

岡谷建材株式会社 代表取締役社長 佐々木宣雄

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1972年『岡谷建材リース』として設立された同社は、コンクリートを用いる建築には欠かすことのできない型枠の一種『メタルフォーム』を取り扱う稀有な企業の一つ。現在は、リース部・鉄鋼建材部・建築プロジェクト部の3部門を擁し、市場変化に強い安定企業への歩みを着実に進めている。社歴の長い社員も数多く在籍しているが、新たな仲間を受け入れる寛容な風土が根付いており、社員同士の人間関係や風通しの良さは折り紙つき。多くの社員から『働きやすい環境』という絶賛の声が聞こえてくるほどだ。外部環境の激しい変化にさらされながらも生き続けるタフな組織。その秘訣と今後の展望を同社佐々木社長に伺った。

伝統の継承と、未来への挑戦を可能にする革新企業の本質
  • 社風
    風通し良く『働き続けたい』と思える会社
    社員の皆様、社長から真っ先に出てくる言葉は『風通し』についてだ。例えば、懇親会など様々な部署の人間が集まる機会では別け隔てなく話しかけ、新しく入社してくる仲間に対しても歓迎する風土・寛容な雰囲気を感じるとの声が挙がる。同じ会社で働く仲間としてお互いに良好な人間関係を築こうという意識が高い組織。それが岡谷建材の社風と言えるだろう。これまでに様々な困難を乗り越えてきた経験を糧として、引き続き組織が成長・発展をし続け、人員も増えていくことを多くの社員が思い描き楽しみにしている。『仕事柄、勢いのある人間から物静かな人間まで様々おりますけれど、社員一人ひとりに目を向けてみると、自分たちで様々なことをやらねば!という意気込みや、内に秘めた想いを持っているように感じます。一方で、現実的な計画を立てる堅実な社員が多いというのも特徴かもしれませんね』はにかみながらそう語る佐々木社長の優しい表情が印象的だ。
  • 独自性
    [メタルフォーム]×[提案営業]
    岡谷建材株式会社は、もともとリースから始まった会社。この『メタルフォーム』を取り扱うリース営業部の事業が基盤となって現在に繋がる会社の根幹を形作ってきたが、今では、鉄鋼建材部や建築プロジェクト部が加わり、更に多くのお客様との取引体制が整った。加えて、様々な付加価値を付けた独自商品を自分たちで作ること、そういった商売をやっていこうという方向に目を向け、着実に歩みを進めている。こうした考え方はいわゆる一般的な『商社』という括りでは珍しく、その背景には同社に在籍するプロフェッショナル人材たちの存在があるようだ。迅速な見積もりから繋がる取引や、建築図面設計などの同社の強みは組織そのものによって確固たるものとなっている。また、強固な顧客基盤や、多数の取引先との連携が岡谷建材ならではの事業展開につながっており、佐々木社長の語る『裾野の広い商売』という言葉には様々な可能性が感じられる。
  • 展望
    信頼に基づく連携の輪を広げ、新たな可能性に挑戦。
    今後は新しい事業を起こし、他企業との連携を視野に入れた『ものつくり』の取り組みを進めていく計画だ。佐々木社長は笑顔で『社内全体の意識も高めつつ、岡谷建材らしく、慎重に、手堅くですね』と語る。展望としては、材料を右から左へと流していく単なる流通ではなく『お客様が望むものに加工して提供すること』だという考えのもと、岡谷建材に頼めば、ワンストップで調達から加工、提供まで全てを揃えてくれるといった状態を作り上げることがある。また、互いに協力・連携する企業間のつながりを更に広げていくことが大切だと考え、同社と連携会社との商売を太く強いものとし、より良い関係を築き、保つことが重視されている。佐々木社長の言う『信頼感を持って助け合える「輪」』すわなち協力会社が全国に広がれば、日本各地に同社の営業所も増えていくことだろう。
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岡谷建材の原点:メタルフォーム
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社内研修を通じ部署を超えて交流
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経験豊富なベテランが多数在籍

誰かの役に立つ。その「貢献」が価値となる

―佐々木社長の考える『良い仕事』とは
仕事は人生の大半を占める重要な要素です。給料が高いからという理由だけで会社の良し悪しを測ったり、転職の基準とするのではなく、定年退職で岡谷建材を離れても、『ああ、あの会社で働いていて良かった』と振り返ってもらえる会社にしたいですね。私は、良い会社には共通する観点があると思っています。まずは、働いていて楽しいこと。自分たちが行っている仕事が果たして楽しいと感じられているのかどうか。そしてもう一つの観点は、自分のやっている仕事が誰かの役に立っていると感じられるのかどうか。社会に貢献しているという働きがいを感じられるという状態にあってこそ、『良い会社』であり、『良い仕事』なのだと思うのです。
―岡谷建材の生み出す価値とは
岡谷建材の生み出す価値、追い求めている付加価値ということですね。例えば、今までは材料を右から左へ動かす商社的な動きがメインであったものを、同様の材料であっても業者さんと連携をして、お客様のニーズに沿って加工した上で提供をする。そういった価格だけではない違いを持たせるといったことですね。リース営業であれば、単純に物を貸すだけではなく、ゼネコンさんからの相談に対して、工法を提案し、必要な資材をひと通り揃えてパッケージで提供するということです。鉄鋼建材でも同様の考え方ですね。耐震補強も加工業者と連携しながらやり取りをし、材料を納入します。これは一例ですが、お客様の手間が省ける提案によって、岡谷建材の存在価値は高まるのだと考えます。
―岡谷建材にとっての『利益』とは
ただ単純に安いからという理由で選ばれることは、厳密にはその会社の『ファン』ではないのだと考えています。岡谷建材は、真の意味で『ファン』になっていただけるような企業、そういった事業の継続を目指しています。我々にとっての利益は『成果の判定基準』です。企業活動を継続するために、適正な利益を生み出すことが求められると考えています。そして、将来は何が起きるかわかりません。そういった不確定なリスクに対する備えとして利益を生み出すことも会社の存続に資するものとなりますし、身近なところでは職場環境の向上にも利益が必要なのです。また、会社は公器ですから、税金を納め、社会の環境向上にも貢献できるということが大切なのだと思っています。

KEYPERSON

岡谷建材株式会社 代表取締役社長 佐々木 宣雄

ちょっとしたこと
その一歩を踏み出せるか

岡谷建材株式会社 建築プロジェクト部 部長 大槻純二

飛ぶ鳥を落とす勢いで岡谷建材の躍進を後押しする建築プロジェクト部。同部署は、今回インタビューを行った大槻部長を筆頭に個性豊かなメンバーが集い、プロフェッショナル集団として事業の拡大を推し進めている。『人対人』のやり取りを重視し、取引先との関係を広げるビジネススタイルは広範に共感を呼び、その信頼の厚さは年々増加する協力企業の数にも現れている。今回は、佐々木社長に続き、今最も社内で勢いのある建築プロジェクト部を率いる大槻部長からお話を伺う機会を頂くことが出来た。

伝統の継承と挑戦の未来を担う社員の思い
  • 入社理由
    託された想い。自らの使命
    もともとは親会社である岡谷鋼機の社員として仕事をしていた大槻部長。建築プロジェクトの事業規模を拡大するにあたって人の雇用が必要不可欠だったものの、親会社の下では様々な制約もあったことから、分業化の必要に迫られ、機動的に活動できる岡谷建材に部署ごと移ってきたそうだ。当時は僅かな人数の部署として存在していた建築プロジェクト部も、岡谷建材の部署として改めて活動を始め、着々と人員確保を進め、様々な取り組みを広げていくために規模の拡大を推し進めてきた。『私たちの仕事は危険と隣合わせにもなりますから、安心、安全、コンプライアンス遵守が第一です』と大槻部長は言う。もちろん増員は会社にとって経営上のリスクにもなるが、追い風に乗って増員を重ねてきたことで、現在も更なる成長性を秘めた部署として岡谷建材にインパクトを与えている。
  • やりがい
    [やる気]×[想像力]=[成果]
    『もうこの業界では20年以上になりますからね』と振り返る大槻部長はどこか楽しそうに見える。『なんだかんだ今まで一人で生きてきたように思っていたんですが、ふとした時にパッと周りを見たらみんながいてくれた。そんなことに気がついて、今の自分の中でのやる気につながっています』という大槻部長の頭には[やる気]×[想像力]=[成果]という独自の方程式が存在する。『会社は誰かが何かをやりたい!というときにサポートしてくれる存在だ』と語る大槻部長にとって、岡谷建材は提案・提言に対する判断がスピーディーであり『ああしよう!』『こうしよう!』という思いの実行しやすさという観点で、とても動きやすい会社であるようだ。また、数字を作ることに加え、社内に新しい風を巻き起こし勢いのある雰囲気を作り上げることも使命の一つなのだと言う。
  • 夢
    伸び代のある会社で描くビジョン
    『自分ひとりだけでやれることというのは限られている。だからこそ、もっと色々なことをするためには、みんなでどうやって取り組んでいくのかという発想になる』そう語る大槻部長に、将来の展望や夢を語っていただいた。まだまだ発展途上だという建築プロジェクト部については、今後は人材育成と効率化を進めた上で、営業を増やしたり、同じようなことができる部署を大阪や北海道など、日本各地に展開・常駐し、人と人とのネットワークの拡大によって持続的な事業へと進化していく未来が描かれている。『改めて話をすると思い起こし、つい、熱弁を振るってしまう』と話す大槻部長には、エネルギーが満ち溢れている。社長とのやりとりも『これからどうするんだ』『こうしたいんです!』『よし、わかった!』といった信頼関係を感じさせる気持ち良さがある。岡谷建材がこれからもまだまだ伸びていく会社であることは間違いない。
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オフィスはスカイツリーも間近
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岡谷鋼機グループの一角を担う
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人の縁からも広がる壮大な事業

一人ひとりの人間として向き合って築く、本音を言える関係

―建築プロジェクト部のみなさん、良い雰囲気ですね
私は部署内では年下なんですよ。仕事をする上では部長ということで役割を果たしますし、みんなもそういった意識を持っているように感じます。ただ、仕事の面では上司だけれども、それを終えて飲みに行けば、逆転とまでは言いませんが、仲良くやっていますよ。自分が大切だと考えているのは、コミュニケショーションをしっかりと行うこと。お互い楽しくやろうという単純なことではなく、一人で悩みを抱えずに打ち明けられる関係になること。そこまでたどり着かなければならないと思うんです。上辺だけの付き合いは続かないですよ。ただ、コミュニケショーションと言ってもそんなに難しいことではなく、普段の声掛けや雑談を続けた先に本音を言い合える関係というのができてくるわけですよね。
―大槻さんは普段どんなことを意識していますか
一見極端なようでも人に任せる範囲をバサッと広げていくことですね。そうしていかなければいつまでも同じ仕事を繰り返すだけで、器用貧乏になってしまいますからね。誰しもそれぞれ自分自身に何が求められているのかを理解していなければなかなか難しいのかもしれませんが。私自身であれば、建築プロジェクト部の部長としての立ち位置と、営業という役割があります。その2つの役割が『私に求められていること』ですから、自分が現場に入ってどうのこうのというやり方は違いますよね。仮にあっちこっち行けば一見忙しくは見えます。ただ、組織として成果をあげていくためには非効率な動きになるわけですね。数字が全てとは言いませんが、結果を残してこそ、ですからね。
―良好な人間関係を築き、ビジネスでも成果を挙げるコツは
隣にいる人のことも気にするようにしようと話をしたことがあります。例えば、自分にとって大したことはないなと感じられるときに、何か一歩を踏み出そうということが大切だと思います。わざわざ片っ端から頭を突っ込めということではなく、たった半歩で良いんです。こうした動きからビジネスチャンスが生まれることもあるわけですね。意外に思われるかもしれませんが、実は困ったときに助けることができるのは社外の人間なんです。社内の人が助けてくれないのではなく、同じ社内にいるとお互い困っている可能性があるという意味です。社会は人対人のやり取りですから、会社の『のれん』が見え隠れするようなやり取りはなんだか味気ないですよ。
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■監修企業からのコメント

岡谷建材株式会社 代表取締役社長 佐々木 宣雄

噴出し左
岡谷鋼機グループの一角を担う岡谷建材株式会社。同社では、これまでの歴史の中で積み重ねてきた信頼と業界地位を背景に、更なる躍進に向けて新しい取り組みが進んでいます。商社の枠を超えた土木建築のエキスパート集団の未来に要注目です!
■掲載企業コメント

岡谷建材株式会社 代表取締役社長 佐々木 宣雄

噴出し右
取材を終えた感想
これからも、世の中の変化に乗り遅れることなく、我々自身も変化することを忘れず、常にお客さまに喜んでいただけるような商品・サービスの開発と提供を継続していきたいと思っております。我々の考え方に賛同してくれる諸君、あなたたちの持っている素晴らしい情熱とアイデアを是非とも当社で発揮してみませんか。
岡谷建材株式会社
代表取締役社長 佐々木 宣雄
1972年 岡谷鋼機株式会社の出資により岡谷建材リース株式会社を設立
1973年 大阪営業所を開設
1974年 名古屋営業所を開設
1975年 日鐵建材工業株式会社と提携強化を図り、資本金5千万円に増資
1976年 仙台事務所を開設
1977年 岡谷建販株式会社を吸収合併し、資本金5千2百万円に増資
1980年 株式会社鈴木保商店を吸収
1987年 仙台事務所を東北営業所に昇格
1987年 資本金1億円に増資
1996年 東京に鋼材販売部を開設
1997年 業務拡大の為、岡谷建材株式会社に社名変更
2000年 本社を墨田区より市川市へ移転
2000年 東京に加工・工事部を、大阪に鋼材販売部を開設
2002年 東京工場を市川市より八千代市へ移転し、設備を一新
2002年 加工・工事部を工事部に名称変更
2004年 土木建材室を新設、鋼材販売部を鉄鋼建材室に名称変更
2004年 大阪営業所及び工場を移転
2007年 本社を市川市より江東区亀戸へ移転
2008年 九州営業所を開設
2012年 本社を同ビル4階へ移転、鉄鋼建材部新宿事務所と統合
2013年 東京丸の内に建築プロジェクト部を開設
2013年 建築プロジェクト部を含む丸の内出張所が本社と統合
2014年 本社を同ビル7階へ移転
創業年 (設立年) 1972年
事業内容 1. メタルフォームその他建設用仮設資材、建設用機械・器具等のリース及び加工修理
2. 建設用資材・仮設材の販売
3. 建築用鋼材・加工及び二次製品販売
4. 一般建設業(土工工事業、とび・土工工事業、鋼構造物工事業)に関する業務
5. 前記に関する付帯業務
所在地 東京都江東区亀戸1-28-6 タニビル7階
資本金 1億円
従業員数 46名
企業URL http://www.okaya-kenzai.co.jp/
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